こちらでは和室には欠かせない畳のお手入れをご紹介します。
畳は日本で利用されている伝統的な床材で、芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を畳表(たたみおもて)でくるんで作られています。縁には畳表を止める為と装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫い付けていますが、一部には縁の無い畳もあります。 |
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1.掃除機
2.ぞうきん
3.お湯 |
4.酢
5.霧吹き
6.サンドペーパー |
7.木工用ボンド |
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まずは掃除機を使って掃除しましょう。ホコリがたまると、ダニの温床になりやすいので畳の目に沿って、掃除機をかけます。掃除機の先端を細いノズルに替え、1畳辺り5分を目安に掃除機をかけてください。そうすることによって、ダニの餌になるホコリやゴミだけでなく、ダニやダニのフン、死骸も吸い取ることができます。
次にから拭きをします。掃除機では取れない細かいホコリを取るには畳の目に沿ってから拭きをして、畳の凹みの部分までしっかりお掃除できます。 |
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畳の素材であるイ草は、白土を水でこねたものの中につけて干したものです。つまり、畳は白土の皮膜によって表面を保護されているので、むやみに洗剤で拭くと、この保護膜を落としてしまうので感心できません。新しいうちは、乾拭き程度にし、汚れた場合は熱いお湯で拭くようにしましょう。お湯は乾燥が早いため、汚れの浸透や白土の皮膜を損なう事も少ないからです。 |
畳は湿気が嫌いなのでから拭きが原則です。どうしても水拭きするときには、ぬるま湯と酢を3:1の割合で混ぜたものでかたく絞ってから畳を拭きましょう。酢には漂白作用があるので畳の黄ばみが目立たなくなります。 |
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机やイスなどの家具をずっと同じ位置に置いておくと、畳は凹んでしまいます。配置換えなどして跡が残ってしまったら、アイロンを使いましょう。凹みの部分に霧吹きで少量水をかけ、ぞうきんなどのあて布をします。次に中温程度のアイロンで布の上から蒸してみましょう。畳の状態を見ながら、何度か繰り返すとほとんど目立たなくなります。 |
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ついうっかりタバコなどで畳を焦がしてしまったら、ホームセンターで売っているサンドペーパー(240〜400番程度)を使って、少しずつ削っていきましょう。このとき畳の目に沿って削るのがポイントです。
削った後、畳の色が変わってしまったら水彩絵の具を使って着色してあげると目立たなくなります。
また、深く削ってしまうとささくれてしまうので、木工用ボンドを3倍くらいに薄めて接着してあげると、被害を最小限に抑えられます。 |
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若江 佳朗
出身地:埼玉県さいたま市 星座:おうし座 趣味:日曜大工・ガーデニング・バイクのメンテナンス |
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子供の頃から工具を使って作業をするのが大好きで、小学校の図画工作の時間だけは特に大好きでした。その後、自転車の改造に始まり、その範囲はバイク・車と幅を広げ、日曜大工や、ガーデニングも趣味の一つになりました。今では住宅メンテナンスの仕事をし、多くのご家庭のメンテナンスをして、たくさんの方に喜んで頂いています。
これからもたくさんの人にメンテナンスの楽しさ、簡単さを知って頂き、ご自宅のメンテナンスに役立ててほしいと思います。 |
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